2011年9月アーカイブ

皆さんこんにちは!
台風もすぎ、すっかり秋らしくなってきました。
特に朝夜は冷えるので、風邪を引かないように
気をつけてくださいね。


秋といえば、さつまいもの季節です。
10月13日(木)は川越の妙善寺で
「いも供養」が行われています。

「いも供養」とは昔飢饉や戦争で、食糧難となった際に
さつまいもは多くの人々の命を救いました。

現在では、飢えはなくなりましたが、
健康を願う人が多くなりました。

さつまいも地蔵尊.jpg

そのため「さつまいもを食べて健康になろう」
という願いをこめ、川越さつまいも地蔵尊が建立されています。

そのいも供養の日に「芋美体操」が行われます。

「芋美体操」とは、川越いもの魅力を広く知ってもらうため、
3拍子のリズムに乗って大きくからだを動かす体操です。

大きく動くことによって、リラックス効果や運動効果を得ることが出来ます。

女子栄養大学の方の協力の下、
芋美体操は作られ、当日も来てくださります。

さつまいもを食べて、芋美体操をして、
体の中から外まできれいになりましょう♪





下見吉十郎、甘藷伝来300年祭が愛媛県今治市で行われます。

10月9日(日)午前10時から
上浦芸術会館

 

下見吉十郎小.jpg

下見吉十郎って川越では知らない方が多いかもしれません。

簡単に言うと、
「伊予の三農」と呼ばれ、瀬戸内の島に「甘藷」を広めた人物です。

4人の子供に恵まれたが、皆幼くしてなくした下見吉十郎は
因縁から全国行脚を行います。

その際に九州の薩摩に訪れた際、サツマイモに出会いました。
吉十郎はサツマイモの種芋を入手したいを思ったが、
当時は薩摩では国外禁止の作物でした。

しかしながら吉十郎は命がけでサツマイモを自らの生まれである
大三島に持ち帰ります。


吉十郎の命がけで大三島にもたらされたサツマイモは
大三島をはじめとした多くの島々に普及し、
大飢饉の際にもサツマイモのおかげで餓死者が出なかった言われています。

そこで大三島では吉十郎を恩人を仰ぎ、
芋地蔵として奉られいます。

 

みなさんは「無法松の一生」という映画をご存知でしょうか?

1963年に三國連太郎さん主演ので
荒れくれものだった人力車夫の主人公無法松と
よき友人の遺族との交流を描いた作品なんですが

なんと!!



主人公が住む長屋として
旧川越織物市場が使われているんです!


今となっては川越市の文化財となっている「旧川越織物市場」。
しかし一時は取り壊しの危機もあり、
織物保存運動が盛んに行われていました。

当時自治会長であった東洋堂の先代社長は
保存に向けよりいっそうの尽力をしていました。



さまざまな人の力で守られた旧川越織物市場ですが、
平成18年には40年ぶりに三國さんがを訪れています。

そのときの写真がこちらです。
手前左から三國さん、先代の東洋堂の社長となっています。

無法松 映画 縮小.png


この映画、10月1日(土)
スカラ座にて1日だけの特別上映が行われます。
またこの無法松の一生には多くの市民エキストラが参加しており、
このエキストラによる撮影時のお話も聞くことが出来ます。

当時の川越祭りの山車も5台も登場しているそうで、
ものすごい迫力ですね・・・!

またほかにも今ではもう見られない川越の
古い建物が残る昭和38年景色が見られますよ!