2010年1月アーカイブ

 

伊佐沼_1.jpg

 川越市東部に位置する埼玉県最大の自然沼伊佐沼』をご存知ですか?
海のない埼玉では、貴重な場所だと思います。

伊佐沼は南北800m東西が200mほどの沼で、昭和初年には今の2倍以上の面積があったそうです。
今でも近隣の水田へ水を供給しています。

春には伊佐沼の西側道路には約230本のが咲き、桜の名所として毎年多くの人で賑わいます。
6月下旬~7月初旬には古代蓮の花が身頃です。
夏には2年に1度の花火大会がありますし、沼ではコイやうなぎ、なまずなど多くの魚が採れるそうで休日は沢山の釣り人をよく見かけます。


またNHK 朝の連続テレビ小説『つばさ』で、この『伊佐沼』が撮影場所として使われたそうです。

第16週(2009年7月頃放送)のストーリーで、主人公の玉木つばさ(多部未華子さん)が働く「ラジオぽてと」が、台風災害でどのような活動をするのかを描いたシーンで登場します。

台風で増水した川を再現するため、伊佐沼に散水車・大型ファンなどを持ち込んで映像表現されたそうです。
役者さん達は午後7時頃から次の日の朝4時まで撮影していたとのこと。さすが役者魂という感じですね。

そんな川越市民の憩いの場『伊佐沼』ですが、現在はなんと・・・水がありません

 

 

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環境整備のために水抜きをしているようです。

 

 

 

 伊佐沼地区.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



整備期間は
平成22年3月26日まで(予定)となっています。

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また近隣の伊佐沼公園でも遊具の改修工事をしているため冒険の森(フィールドアスレチック)は撤去されているようです。

 

 

 


 

  

川越に観光にお越しの際はお気を付けくださいね。

(東洋堂スタッフ:今井)

 

本丸御殿.jpg

 川越城は、長禄元年(1457)に、上杉持朝の命により、家臣の太田道真・道灌親子が築いたといわれています。

2007年には築城550周年をむかえ、川越市において、色々なイベントが行われました(例えば、記念メッセージ花火など、ユニークな花火が川越の夜を彩りました)。


 ちなみに、川越城本丸御殿は嘉永元年(1848年)に消失した二の丸御殿にかわって建てられました。現在は玄関・広間・家老詰所が残っています。

 

 

 

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本丸住居絵図:

幕末の本丸御殿が描かれています。青い部分が現存部分です。

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本丸御殿現況図:

現在残っている本丸御殿の間取りです。

 

 

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川越城本丸御殿は、昭和42年以来の大規模な保存修復工事をすることになりました。
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 今回の工事は川越城本丸御殿を将来にわたって残していくための重要な工事でとなっています。

工事期間中でも、
日本100名城の記念スタンプは川越市立博物館 受付に置いてあります。


修理の状況は「川越市立博物館」のホームページでも公開されています。
            
↓↓↓

http://museum.city.kawagoe.saitama.jp/hommaru/

 

川越城本丸御殿は、平成20年10月20日より、平成23年3月(予定)まで見る事ができません(休館)。

川越に観光においでの方はお気をつけ下さい。

 

 ◆ 歴代城主一覧 (豊臣秀吉の全国統一以降の城主一覧) ◆
  
  ↓

 
城主前封地在城年代移封地幕府役職等
酒井重忠三河西尾天正18~慶長6.3.3上野厩橋 
酒井忠利駿河田中慶長14.9.23~寛永4.11.14没 留守居
酒井忠勝武蔵深谷寛永4.11~寛永11.閏7.6若狭小浜老中
(のち大老)
堀田正盛 寛永12.3.1~寛永15.3.8信濃松本老中
松平信綱武蔵忍寛永16.1.5~寛文2.3.16没 老中
松平輝綱 寛文2.4.18~寛文11.12.12没  
松平信輝 寛文12.2.9~元禄7.1.7下総古河 
柳沢吉保 元禄7.1.7~宝永1.12.21甲斐府中大老格
秋元喬知甲斐谷村宝永1.12.25~正徳4.8.14没 老中
秋元喬房 正徳4.9.29~元文3.9.5没 奏者番
秋元喬求 元文3.10.28~寛保2.4.3致仕  
秋元凉朝 寛保2.4.3~明和4.閏9.15出羽山形老中
松平朝矩上野厩橋明和4.閏9.15~明和5.6.10没  
松平直恒 明和5.7.29~文化7.1.18没  
松平直温 文化7.3.14~文化13.7.23没  
松平斉典 文化13.8.27~嘉永3.1.23没  
松平典則 嘉永3.3.7~嘉永7.8.13致仕  
松平直侯 嘉永7.8.13~文久1.8.15没  
松平直克 文久1.12.6~慶応2.10上野前橋政事総裁職
松平康英陸奥棚倉慶応2.10.27~明治2.4.10致仕 老中
松平康載 明治2.4.10~明治4.7.14廃藩川越藩知事


 (東洋堂スタッフ:今井)

 

 

 

川越城_3.jpg川越には関東七名城の一つである、川越城があります。

川越城は別名、河越城、初雁城、霧隠城といわれていますが、川越市民の方は「本丸御殿」と呼ぶことの方が多いかもしれません。

長禄元年(1457年)に、扇谷上杉持朝が家臣の太田道真・道灌父子に命じ築城させたお城で、扇谷上杉氏は古河公方足利氏(しげうじ)と対立しており、足利氏に対抗する城として築かれたものです。

川越城跡には本丸御殿の一部が残っていて(本丸御殿:1848年(嘉永元年)に当時の藩主・松平斉典(まつだいら なりつね)が造営したもの。)、この本丸御殿は現在、玄関・広間部分と移築復元された家老詰所を残すのみですが川越城唯一の遺構となっていて、大変貴重です。

御殿建築が残っているのは少なく、江戸からの城郭 本丸御殿が現存している例では川越城と高知城だけだそうです。
蔵の町・川越を代表する文化財として一般公開されていますので、川越にお越しの際には是非お立ちより下さい。


ちなみに、城跡自体は1925年(大正14年)3月31日に埼玉県指定史跡となっています。


 

川越城_8.jpgところで、川越市役所から川越博物館へ向かう中ほどに、川越城の空堀が残っています。
この空堀は、明治以降に次々と川越城の空堀が姿を消す中で、唯一原形に近い形で残っている堀跡で「中ノ門堀跡」と呼ばれています。


  川越城_2.jpg
中ノ門堀跡」は、敵の直進を妨げるために作られた防御施設です。川越城の姿を現在に伝える貴重な遺跡であるため、現在、川越市では保存の整備工事が進められているそうです。
 


← 川越城中ノ門堀跡 
   整備工事の看板です




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  整備完了が楽しみですね

 

 

 

 

 川越にお立ちよりの際は、本丸御殿や中ノ門堀跡の観光もオススメですが、明治35年より100余年続いている東洋堂もよろしくお願いします。

  喜多院.jpgのサムネール画像厄除のお大師さま」として 広く知られている喜多院は、毎年厄除け元三大師のご縁日 正月3日に多くの参拝客でにぎわいます。

新しい年のはじめを迎えるということで、初大師と呼ばれています。
正しくは慈恵大師(じえだいし)と尊称しますが、3日に涅槃(ねはん:煩悩の炎の吹き消された悟りの世界のこと)にむかえられたので、元三大師ともいわれております。

火中に供物を入れ不動明王を供養し、その加護を願う儀式「不動護摩供(ふどうごまく)」が行われます。



だるま市.jpgまた境内では、七転八起きの恒例名物「だるま市」が行われます。


約50店の関東各地のだるまを売る露天が並び、
縁起物のだるまを買い求め、毎年数十万人の方々が訪れています。



ちなみに、だるまの眉毛には鶴、頬の髭に亀という、2匹の動物が描かれていると言われています。
お店によって大きさや顔が様々。自分のお気に入りを探すのも楽しいですよ。

だるま2.jpg




だるま5.jpgのサムネール画像本日は大変混雑が予想されます。
また、3日 午前9時~午後6時まで、通行禁止となる区域がございますので、お出かけになる際はご注意ください。

(詳しくは喜多院ホームページでご確認下さい)
http://www.kawagoe.com/kitain/topics/map.pdf