川越基督教会 聖堂聖別100周年

 東洋堂のご近所にある、川越キリスト教会をご紹介致します。

この度川越教会は、聖堂聖別100年の時を迎えられました。

川越教会の始まりは1878年(明治11年)に遡ります。

この年、横山錦柵・田井正一の両氏による伝道活動が開始され、1889年(明治22年)現在の元町一丁目に礼拝堂が建てられましたが、1893年(明治26年)の川越大火で焼失しました。

今の場所に礼拝堂が建設されたのは1921年(大正10年)4月でした。

当時、ニューヨーク大学教授だったピーターソン夫妻が建設資金の調達に尽力され、今日見る煉瓦造りの聖堂として蘇ったそうです。

祭壇をはじめ礼拝堂の内部はすべてキリスト教の伝統に従ってつくられており、堂内全体が舟(ノアの箱舟)をイメージした構造になっています。

5月の連休中に見学会があり、伺ってきました。

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聖別100年の記念として、教会正面入口南側にある定礎箱(鉛箱)を2021年11月29日に取り出し、後日開封したそうです。

 

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この度拝見することができましたので、ご紹介致します。

 

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①田井司祭の写真

②大正9年日本聖公会要覧

③小型引照新訳聖書、大正2年11月15日発行

④基督教週報、大正9年11月19日

⑤教会時報、大正9年11月20日

⑥大正9年12月2日、日本聖公会 川越基督教会 聖堂定礎式の参加者

日本聖公会 祈祷書、大正8年3月25日発行

⑧古今聖歌集、大正9年3月10日発行

⑨2つの硬貨(1銭と5銭、どちらも大正9年の物)