2010年3月アーカイブ

 春まつり_オープニング.jpg    昨日は春の風が冷たく感じましたが とてもよく晴れましたね。

先日、沢山のイベントを通じて川越の魅力を知って堪能していただこう!という
小江戸川越の春まつりについてご紹介させていただきました。
昨日の3月27日は春まつりのオープニングイベントがありましたが、
さすがお祭りとあって沢山の人々で賑わっていました。

以前ご紹介させていただいた際には、東洋堂 社長オープニングイベント「火縄銃鉄砲隊演武」には残念ながら出る事が出来ないとお伝えしていましたが・・・やっぱり出ちゃいました!

折角ですので、その様子を一部ご紹介させていただきます。


川越市長が総大将となり、蔵のまちを鉄砲隊が歩きました!

その姿をおさめようと、我を忘れて大人たちが夢中で写真を撮っています。
※ちなみに、歩行者天国になっています※

途中、道路の白線から出ないよう注意を受ける場面もありました(空砲を撃つため、危ないからということのようです)。

鉄砲隊.jpg










演舞に使う火縄銃や甲冑はすべ本物ということでそれだけで凄みがありましたし、
実際に群集の間近で火縄銃を撃つ実演もあり 音の大きさやその素晴らしさに大きな歓声があがっていました。

春まつり_鉄砲隊_東洋堂社長.jpg
ちなみに、東洋堂のわが社長使番といった役職についていたようです。
とても凛々しいです。

甲冑は約30kgほどあるそうで、歩くだけでかなりハード

射撃.jpg

 
 

 

とても大きな音でびっくりしましたが近くで見る事が出来てとても感激しました。
川越でしか見られないこのイベント、また来年も要チェックですね

 

(東洋堂スタッフ:今井)



 

本丸御殿の屋根瓦

P1010747.jpg


 

以前、川越城 本丸御殿についてご紹介させていただきましたが、保存修理工事が始まってから約1年半となりました。

今回の本丸御殿の修理工事は、外観を維持することも重要なポイントとなっているようですが工事による変更も もちろんあります。

その一つとして屋根瓦をご紹介したいと思います

本丸御殿の大きな屋根には
なんと約2万枚の瓦が使用されていて、今回の修理に伴い約6千枚が新しい瓦に交換されています。

とはいえ、使用できる古い瓦は再利用していて、新しい瓦は外観維持を配慮して裏庭側の屋根に配置されているので、皆さんが目にする新しい本丸御殿の外観が激変することはありません。


また地元の皆さんならご存知かと思いますが、以前の本丸御殿は北側と南側
の両端で鬼瓦が異なっていました。
今回の工事で北側鬼瓦の複製品を南側にも配置されるのでこの違和感がなくなるそうです。

なぜ鬼瓦は北と南で異なっていたのでしょうか?

理由は、
建設当初 北側にのみ鬼瓦が置かれていて元々南側には鬼瓦はありませんでした。南側には鬼瓦ではなく建物(書院)が接続されていたようです。

その後この建物が解体され、南側の体裁を整えるため 明治初期に解体された本丸御殿のどこかの建物の鬼瓦が転用されたのでは?という可能性が指摘されているようです。

鬼瓦だけでなく、修理後には他の変更部分も是非とも探してみたいですね!
楽しみです


(東洋堂スタッフ:今井)




 

    中ノ門.jpg以前、『川越城の堀復元 ~川越城中ノ門堀跡~』で中ノ門堀跡についてご紹介させていただきました。

唯一残っていた川越城の堀跡整備ですが、今春には完成予定ということで見に行ってみました。中ノ門_2.jpg






完成予定図にだいぶ近づいてきました!






中ノ門堀跡入り口イメージ図.jpg






完成が楽しみですね♪



 

  
3月11日(木)~12日(金)の2日間、川越市内の中学校(城西川越中学さん)1年生、2年生 2名が職業体験の一環として東洋堂にやってきました


職業体験_いもやき.jpg職業体験学習では、学校では体験できない働く事の喜びやマナーなどを学習していただきました。




朝は商売十訓を読み上げ、あいさつの発声練習から始まります。
こちらはサツマイモを実際に焼いています






受け継いだ伝統の製法は長年の勘に頼る部分が多く、
熟練の技を必要とします。
長年勤めている先輩から熱心に指導を受けていますね
学生さんたちは、凄く緊張しているようでした。


職業体験_いもせんべい.jpg

あまりにも初々しかったので『こんな時期が私にもあった(かもしれない)なぁ~』と、初心に帰って私自身も気合を入れなおしました。

こちらは、商品になる大きさのいもせんべいを選別しています。
先輩に選別の仕方を教わっているところです。





 

ちなみに『商売十訓』は以下の10個です。

「店は客のためにあり、店員とともに栄える」
◆商売十訓
 一、損得より先きに善悪を考えよう
 二、創意を尊びつつ良い事は真似ろ
 三、お客に有利な商いを毎日続けよ
 四、愛と真実で適正利潤を確保せよ
 五、欠損は社会の為にも不善と悟れ
 六、お互いに知恵と力を合せて働け
 七、店の発展を社会の幸福と信ぜよ
 八、公正で公平な社会的活動を行え
 九、文化のために経営を合理化せよ
 十、正しく生きる商人に誇りを持て

正しい商人のあり方を示すこの理念に基づいた十の教えですが、初心に戻って身が引き締まる思いでした。

職業体験は学生さんの人材育成の一旦を担うだけでなく、従業員にとっても学ぶことがあり社会貢献につながる事業であることを再認識することが出来ました


(東洋堂スタッフ:今井)